【完】桜色の君を抱きしめたい
綺麗なカワセミの写真が撮れました。

「貴斗先輩が見つけてくれたおかげで、いい写真が撮れました」

「それは良かった。少し天気が悪くなってきたな。そろそろ戻るか」

「そうですね。黒い雲が出てきましたし、戻りましょう」

ザァー

戻る途中で雨が降り始めました。それもかなりの大雨です。

「はぁ...はぁ...。凄い雨ですね」

「ああ。佐伯大丈夫か?」

「はい、なんとか」

ガサッ!

あ、カチューシャが枝に引っかかりました!戻らないと。

カチューシャは...無事です。・・・!貴斗先輩とはぐれてしまいました。

「貴斗先輩ー!どこですかー」

うぅ...は!泣いている暇はありません!まずはここを動かないようにしましょう。

ゴロゴロ.....ドーン!

か、雷です...!ここに居ては危険です。けど、どっちに行けば...。

ゴロゴロゴロゴロ

「キャ!...あわわ!」

ドテン

転んでしまいました。

「イタ!」

足をケガしてしまいました。

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