[続]小さな恋物語
第1章 再会
ジリリリリ〜


朝から目覚まし時計が鳴る。


その音にすぐに気づいて起きるほどの人間ではなく、音はそのまま鳴り響く。


段々音が大きくなって俺は起きる。


「うるさい」


そう言いながら、乱暴に目覚まし時計を止めた。



目覚まし時計を止め終わると必ず、



「智流〜。ご飯だから早く降りて来なさい」


オフクロの声がして俺は完全に目を覚ました。


体を起こし、ベッドから降りて寝間着から制服に着替える。


そして今日の授業を確認してリビングへと向かった。


リビングに向かう途中で手で寝癖を治しながら。



< 4 / 65 >

この作品をシェア

pagetop