[続]小さな恋物語
リビングに着くとまだパジャマ姿の姉貴が眠たそうに朝ご飯を食べていた。
姉貴は大学生でたまにお昼くらいに家を出ていくことがあった。
多分、今日はその日なんだろう。
「佑希ちゃんに会ってどうだった?」
眠たそうに朝ご飯を食べていたから俺に気付いてないのかと思ってた。
「どうって?」
「智流のこと覚えててくれたのかなって」
姉貴は心配そうな顔で俺を見つめる。
「俺との思い出忘れてた」
「少しも?」
姉貴の質問にコクンと頷くと姉貴はすごく淋しそうな顔をした。
「そっか。それはショックだったよね。でも諦めたらダメだよ?」
「わかってる。佑希は佑希で、俺のことを忘れてても俺が佑希のことを覚えてる。
今はそれだけで充分なんだと思う」
「智流は強いね。もし佑太があたしを忘れてしまったら泣きじゃくるだけだもん」
俯きながら呟く姉貴は佑太先輩がって話を考えていたのかもしれない。
俺はそれだけで嬉しかった。
頑張れって言われてもいまいちどうすればいいのかわからなかったから…
「姉貴がしょんぼりすることないよ。これでも俺。前向きに考えてる方だし」
そう言いながら朝ご飯であるトーストをかじった。
俺が朝ご飯を食べ出すと姉貴はそれ以上話し掛けなくなった。
俺はそれに感謝しながら朝ご飯を食べ終えようとしていた。
姉貴は大学生でたまにお昼くらいに家を出ていくことがあった。
多分、今日はその日なんだろう。
「佑希ちゃんに会ってどうだった?」
眠たそうに朝ご飯を食べていたから俺に気付いてないのかと思ってた。
「どうって?」
「智流のこと覚えててくれたのかなって」
姉貴は心配そうな顔で俺を見つめる。
「俺との思い出忘れてた」
「少しも?」
姉貴の質問にコクンと頷くと姉貴はすごく淋しそうな顔をした。
「そっか。それはショックだったよね。でも諦めたらダメだよ?」
「わかってる。佑希は佑希で、俺のことを忘れてても俺が佑希のことを覚えてる。
今はそれだけで充分なんだと思う」
「智流は強いね。もし佑太があたしを忘れてしまったら泣きじゃくるだけだもん」
俯きながら呟く姉貴は佑太先輩がって話を考えていたのかもしれない。
俺はそれだけで嬉しかった。
頑張れって言われてもいまいちどうすればいいのかわからなかったから…
「姉貴がしょんぼりすることないよ。これでも俺。前向きに考えてる方だし」
そう言いながら朝ご飯であるトーストをかじった。
俺が朝ご飯を食べ出すと姉貴はそれ以上話し掛けなくなった。
俺はそれに感謝しながら朝ご飯を食べ終えようとしていた。