[続]小さな恋物語
「ごちそうさまでした」


俺は朝ごはんを食べ終えた後に手を合わせながら呟いた。


洗面所に行って顔を洗い鏡で軽く身だりを正して、自分の荷物を手にとった。



そして玄関に向かった。


「行ってきまーす」


リビングにも聞こえるように大きな声で言った。


するとリビングから顔を出した姉貴が、


「智流。あたし応援してるから」


ニッコリ微笑みながら言った。


姉貴の言葉に少し照れながらも玄関を出ていった。




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