[続]小さな恋物語
リビングに着くと既に姉貴とオヤジが席についていて朝食を食べていた。


「おはよ」


俺は欠伸をしながら挨拶をし、自分の席についた。


そして自分の席の前にある朝食に手をつけた。


俺がトーストをかじっている時に姉貴が声をかけてきた。


「智流。あんた知ってた?」

そう言ってもったいつける。


「知ってるって何が?」


急に知ってる?って聞かれても何を聞いてるのかわかるはずもなくて俺は姉貴に聞き返す。


すると、姉貴はニヤリッと笑いながら話し出した。



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