木村さんと蛇
中学の時から自己紹介が始まる時はいつもメモを取って、みんなの名前と特徴を書き込む
新しい友達を作る時にこのめこのメモは役に立ってくれる。
『よし、じゃあ窓側から行くか!トップバッター、ビシッと頼むぞ』
先生が軽くハードルを上げたせいでトップバッターの男子生徒はドギマギしながら自己紹介を始めた。
すると、彼は読書が趣味だと言うと
『どんな作品が好き?』
『読書が苦手な俺でも読みやすい作品があったら教えてくれる〜』
など等の、1Bのクラスメイトは良い野次?誰が発言するとこうやって声をかけてくれるからメモを書くのに捗るし、自己紹介する方も誰かが自分について質問や声かけをしてくれると分かるとみんな自己アピールを思う存分発揮していく。そうやってクラスメイトの事をメモメモしていると、
『き、木村雪菜、です。えっと、よろしくお願いします』
窓際の席だから、彼女の番が回ってきた。
しかし、木村さんは名前だけを言ってすぐに座ってしまった。
『木村さんって髪綺麗だよね、シャンプー何使ってるの?』
『好きな男性のタイプあったら教えて!俺頑張るから!』
彼女にも質問がいくつか飛んできたが、
『いえ、その私は別に…』
耳まで赤くしながら顔を横に振るばかり。
『どした?木村。入学式ではあんな堂々としてたのに。気力を使いすぎたか?』
先生の助け舟?に、便乗し
『は、はい。そうです。使いすぎて、今はもう恥ずかしいです』
と笑い、その場を乗り切った。
新しい友達を作る時にこのめこのメモは役に立ってくれる。
『よし、じゃあ窓側から行くか!トップバッター、ビシッと頼むぞ』
先生が軽くハードルを上げたせいでトップバッターの男子生徒はドギマギしながら自己紹介を始めた。
すると、彼は読書が趣味だと言うと
『どんな作品が好き?』
『読書が苦手な俺でも読みやすい作品があったら教えてくれる〜』
など等の、1Bのクラスメイトは良い野次?誰が発言するとこうやって声をかけてくれるからメモを書くのに捗るし、自己紹介する方も誰かが自分について質問や声かけをしてくれると分かるとみんな自己アピールを思う存分発揮していく。そうやってクラスメイトの事をメモメモしていると、
『き、木村雪菜、です。えっと、よろしくお願いします』
窓際の席だから、彼女の番が回ってきた。
しかし、木村さんは名前だけを言ってすぐに座ってしまった。
『木村さんって髪綺麗だよね、シャンプー何使ってるの?』
『好きな男性のタイプあったら教えて!俺頑張るから!』
彼女にも質問がいくつか飛んできたが、
『いえ、その私は別に…』
耳まで赤くしながら顔を横に振るばかり。
『どした?木村。入学式ではあんな堂々としてたのに。気力を使いすぎたか?』
先生の助け舟?に、便乗し
『は、はい。そうです。使いすぎて、今はもう恥ずかしいです』
と笑い、その場を乗り切った。