木村さんと蛇
そんな感じでトントンと自己紹介が続いて行き、ついに私の番に回ってきた。
『冨岡舞です。中学から陸上の短距離をしてきたので多分陸上部に所属する予定です』
『あっ、わかる!なんだか運動できます!って顔だもんね!』
『陸上部の新人エースここに誕生!』
と、私の時にもクラスメイトは声をかけてくれる。それにしても、私運動できます!っ顔ってどんな顔?そんな顔してるかな、私。
そんなアットホームな自己紹介はそろそろ終盤になり、最後の一人が終わると何故かわからないけど盛大な拍手が上がった。なんだか、活気のあるクラスだここ。
『よし、自己紹介も終わったから次はクラス役員を決めるか!先ずは学級委員長だが』
そう言って先生の視線はある人物に止まった
みんなも先生の視線につられていく。
『木村、学級委員長やってみないか』
指名された木村さんは、えっと声を上げすぐさま身振り手振りで全力否定
『む、無理です。私なんか、その、こんな性格ですよ』
『入学式では堂々としていたじゃないか。大丈夫、木村ならできる!』
『いや、あの時は、気が張っていたので、いつもより強くなれましたけど…』
『だったら、もう一回強くなれば良いじゃないか!』
二人の応酬を見ながら、どう考えても木村さんとこの体育会系の先生は合わなさそうと強く感じる。木村さん大丈夫かな。かといってこの流れの中で、私が手を挙げて、学級委員長やりたいです!とも言えないし…
『私も、木村さんなら大丈夫だと思うよ。何かあったらうちらがサポートするし』
『そうそう、それに学級委員長だからって気張んなくても大丈夫だって』
そんなクラスメイトの声にも押されてしまい
『わかりました。よろしくお願いします』
木村さんは学級委員長に半ば強引に引き受けた。
『冨岡舞です。中学から陸上の短距離をしてきたので多分陸上部に所属する予定です』
『あっ、わかる!なんだか運動できます!って顔だもんね!』
『陸上部の新人エースここに誕生!』
と、私の時にもクラスメイトは声をかけてくれる。それにしても、私運動できます!っ顔ってどんな顔?そんな顔してるかな、私。
そんなアットホームな自己紹介はそろそろ終盤になり、最後の一人が終わると何故かわからないけど盛大な拍手が上がった。なんだか、活気のあるクラスだここ。
『よし、自己紹介も終わったから次はクラス役員を決めるか!先ずは学級委員長だが』
そう言って先生の視線はある人物に止まった
みんなも先生の視線につられていく。
『木村、学級委員長やってみないか』
指名された木村さんは、えっと声を上げすぐさま身振り手振りで全力否定
『む、無理です。私なんか、その、こんな性格ですよ』
『入学式では堂々としていたじゃないか。大丈夫、木村ならできる!』
『いや、あの時は、気が張っていたので、いつもより強くなれましたけど…』
『だったら、もう一回強くなれば良いじゃないか!』
二人の応酬を見ながら、どう考えても木村さんとこの体育会系の先生は合わなさそうと強く感じる。木村さん大丈夫かな。かといってこの流れの中で、私が手を挙げて、学級委員長やりたいです!とも言えないし…
『私も、木村さんなら大丈夫だと思うよ。何かあったらうちらがサポートするし』
『そうそう、それに学級委員長だからって気張んなくても大丈夫だって』
そんなクラスメイトの声にも押されてしまい
『わかりました。よろしくお願いします』
木村さんは学級委員長に半ば強引に引き受けた。