はやく俺のこと好きになってよ
今、私、好きだなぁって言っちゃった!?
顔が赤くなるのを感じた。
「いや、これはっ、そのっ…!」
「ん?何、蒼?」
そう言って近づいてくる壱。
「ち、近いっ!!!」
顔を両手でガードするも、壱の手によって遮られてしまった。
「蒼、顔あげて…?」
「…うう………恥ずかしい、絶対顔真っ赤」
「うん。真っ赤だね。可愛いよ」
そう言って片手で簡単に顔をあげられてしまった。
「蒼。今から言うことは、この先一生気持ちが変わらないことだよ」
目を見てそう言ってくれた。
私のトラウマをなくしてくれるように。
「好きだよ、蒼」