はやく俺のこと好きになってよ
着いたのは、…屋上??


「はぁ〜…疲れた」


ドカッと座る壱。


「ちょっと壱!あれ、どーいうこと!!」


「ん?あれって?」


「お、俺のものとか…なんとか…(ボソボソ)」


「ああ〜だって本当の事じゃん?」


「本当の事じゃない!!私は恋しないの!壱のものになるとか、一生ないからね!」


「…ん〜その心配はないよ。必ずこっち向かせるから。」


そう言ってニヤリと笑う壱


ドキッ


一瞬かっこいいって思ってしまった


「…ないから…本当にもう…」


壱の顔は本当に顔面国宝だと思う…

か、かっこいいなとは今まで思う事はあったけど、それまでだったし…

だから正直、今の壱に戸惑っているだけ…

好きになっちゃダメだ。
< 25 / 130 >

この作品をシェア

pagetop