はやく俺のこと好きになってよ
「ふーん…。じゃあ俺もその予定立てようかな〜」


「「は!?」」


「ブハッ笑 ウソだよ。ほんと息ぴったりだな笑」


「だ、だよね〜。あはは〜…」


びっくりした、びっくりした!

告白されたのかと思った!!

そんなわけないよね、うん。


だってあの及川くんだよ?

ないないない。


よし、忘れよう。


「類…俺はお前が本気にならないことを願ってるよ」


「はぁ?本気になるわけ無いじゃん。俺女嫌いだし」


「だといいけど。あいつ舐めたら痛い目見るぞ」


「まぁ、周りの女とは少し違うな」


「だろ?だから気をつけろよ」


「王子さまも大変だな」


そう言われて壱は笑った。

私が記憶を消去してた間にこんな話されてたなんて、私は知らなかったんだ。
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