はやく俺のこと好きになってよ
そう言いながら、由那は私の髪の毛をとかして結んでく。


ふわぁぁ…眠い…髪の毛触られると眠くなる…


「出来たよ、蒼…って寝るなぁ!」


パチーンッ


「イタッ」


由那に頭を叩かれた。

何気痛い〜〜笑


「髪の毛、出来たよ。私とお揃い」


「わ、由那可愛い〜!!」


「え、今さら!?会ってもう20分経ってるけど…」


「ふふっ気づいてたよ〜!」


「もーびっくりしたよ〜〜…お揃いで頑張ろうね!」


「うん!」


由那がやってくれたのはお団子ヘア。

ふんわりしてる感じの。


ふふっ

壱はなんて言ってくれるかな?


…あ…れ…?


なんで壱の顔が思い浮かんだんだろ…

うーーーーーん


反応が見たいから…とか?

…うん。多分それだ。


最近壱の顔ばっか思い浮かんじゃうんだけど…

気のせいだよね!
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