はやく俺のこと好きになってよ
*


駅で待ってる壱と村上くんの所へ由那と行く。


「あ、いたよ。壱〜〜!!」


私は壱に抱きつきに行く。


「おはよ!壱」


「わ、蒼!!すぐ抱きつくなって!」


「ふふっ。その反応が見たくて抱きついちゃうんだよね」


「も〜〜〜!!やめて、ほんと」


照れて壱は顔を隠す。


「ふふふっ」


「…てか蒼。」


「ん?」


「なに、その髪型。」


「あ、これ?由那にやってもらったの。」


可愛い?って聞いてみると…


「可愛いけど…なんかやだ」


「え?」


「俺の蒼なのに〜〜〜!」


「壱のじゃないけどね?」


「なっ!さっき抱きついて来たじゃん」


「あれは挨拶」


「本当にもう…とりあえず、今日一日、俺から離れないでね」


「え〜」


「え〜じゃない!」


「はーい」
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