はやく俺のこと好きになってよ
「あ!時間!!」


そろそろ電車来ちゃう!!


「蒼!山本!春樹!遅刻するよ!!」


由那がそう言って走り出す。


「わっ!やっべぇー!」


「あーもう、壱が遅刻するからじゃん」


「俺のせいかよ!!」


「「「うん」」」


「あーもう、悪かったって〜!!」


「あははっ笑」


私たち四人は中学の時から一緒だった。

そしてこれからもこの関係は変わらない。

って思っていたのは、私だけだったみたい…
< 6 / 130 >

この作品をシェア

pagetop