はやく俺のこと好きになってよ
「壱はこの騒ぎ、気になんないの?」


さっき聞いたのに話それちゃったからもう一回聞く。


「ん〜…。俺は気になんないかな〜」


宿題をやりながら答える壱。


「なんで?テスト無くなる〜とかかもだよ?」


「ははっ笑 そーだとしても、俺は興味がないな〜」


「ふ〜ん。…なんだったら興味あるの?」


壱の好きなものとかは知ってるけど、先生が言いそうにないもんな〜


そう言ったら壱はこっちを向いてニコって笑って言った。


「蒼にしか興味ないよ、俺」


「〜〜〜っ!もう!」


その顔でそんな事言わないで!!


「もし、蒼が転校するとかだったら俺は結構でかい反応すると思うよ」


「…転校なんかしないから…大丈夫だよ…」


「お、それならよかった」


そう言ってポンポンと頭を撫でてくる壱。
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