はじめてのカレカノ

その日はまだ歩き方がふらついていたので、高槻先輩がクラスマッチの途中で抜けて家まで送ってくれた。


未菜と陽人には

≪先に家に帰ってます。もう大丈夫だから心配しないでね≫

と、メールを入れて。それを見ていた高槻先輩が

「俺たちも、アドレス交換しよ」

そうして私の長い、長い一日が終わった。
< 128 / 312 >

この作品をシェア

pagetop