はじめてのカレカノ
体調の戻った私はお風呂に入って、翔ことをずっと考えていた。
私の準備っていつできるんだろう。
正直今はまだ怖い。
でもこのまま断り続けたら翔は呆れて私の元を去ってしまうかな。
ふぅ~と湯船につかりながら考えていると、お風呂の外から
「結月、のぼせちゃうから早く出てー」
そう翔が声を掛けてくれた。
なんだか新婚さんみたい。
「ごめんね、お風呂お先でした。翔も入ってきて。その間に軽いもの作っておくから」
「なんか新婚みたいだな」
「私もさっき同じこと思ってた!」
なんか気持ちが同じって嬉しい。