プロット 幼馴染が宮廷魔術師長になったけれど、私は普通の村娘です
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この日も、いつもと変わらず村の人々が求めに来るであろうパンを朝早くから焼き上げた私は、いったん作業が落ち着いたところでお店の裏にある庭で洗濯物を干していた。
今日も、のどかで天気のいい朝だ。
これなら洗った洗濯物も無事に乾くだろう。
洗濯物を干して空になった籠を抱えて、空を見上げた時そこに珍しい黒い影を見つけた。
「あら、こんなところでドラゴンなんて珍しい」
この国では、移動手段は馬か馬車だが魔術師たちは高魔力の動物と契約できると騎獣に出来る。
その中でも珍しいのがドラゴンだ。
個体数も少なく、今の魔術師の中では新しい魔術師長の騎獣がドラゴンだと風の便りに聞いている。
再会シーンとそこからのヒロインへのアプローチが二話になります。