ファンタジー
完
にけみ柚寿/著
- 作品番号
- 1632088
- 最終更新
- 2021/03/12
- 総文字数
- 1,691
- ページ数
- 2ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 112
- いいね数
- 0
ルーリエは一度も森で暮らしたことのない宮仕えエルフ。かつてルーリエの母が城で働いていたため、ルーリエは城の使用人居住スペースで育った。
見た目や精神年齢は若い乙女といったルーリエは、城で働く仲間とともに日々自分の仕事をがんばっている。(ルーリエの仕事……果物を育ててジャムをつくるのがメイン。エルフの種族がこの世界から受けている加護により、ルーリエが栽培すると植物はよく育つ。果樹園だけでなく城の庭園の花も育てている)
仕事にやりがいを感じているルーリエだったが、ある日、なんやかや理由をつけられ城での仕事をリストラされる。
突然「エルフは森へお帰り」と言われても途方にくれてしまう。
申し訳程度の退職金もはたして森で役にたつのかと不安になるルーリエ。
森がどこにあるかさえ知らないと城の者に訴えかけると「それもそうだ」と馬車で遠くの森まで運ばれて、森の入口にポイと捨てられてしまった。
今の状況についていけないルーリエだが、こうなってしまった以上今日からこの場所で生活してなければいけない。
泣きたくなるのをこらえ、森の中に進んでいくと、人間の若者がいた。
城の外の世界をあまり知らないルーリエは青年に対して警戒心を持っていない。
彼が善良そうにみえたので、ルーリエは自分の身の上を話す。
青年アルは、ルーリエを心配し、仲間のエルフを探すと言ってくれたが、ルーリエは自分と母親以外のエルフを見たこともない。
直接会ったことはないが、森で暮らすエルフの中には、ルーリエのように森を知らないエルフを森を捨てた裏切り者とみなす者たちが一定数いる……と母から聞いたことがある。
ルーリエが事情を説明するとアルはこれも乗りかかった船だと覚悟を決め、色々あぶなっかしいルーリエを守ることにした。
こうして二人の共同生活が始まる。
慣れない生活を頑張るルーリエと彼女を支えるアル。二人に恋が芽生えたとき、森の入口に男がくる。ルーリエをむかえにきた城の者だ。
ルーリエがいなくなったことにより城は不都合がおき、彼女を再雇用したいと言ってきたのだ。
ルーリエは城での便利な生活よりアルとの森での暮らしが気に入ったので、城には戻らないと返答。
簡単に引き下がらないと思われた城の使いだったが、アルが王位継承権は捨てた隣国の王子だとわかると、ルーリエをあきらめざるを得なかった。結ばれるルーリエとアル。
見た目や精神年齢は若い乙女といったルーリエは、城で働く仲間とともに日々自分の仕事をがんばっている。(ルーリエの仕事……果物を育ててジャムをつくるのがメイン。エルフの種族がこの世界から受けている加護により、ルーリエが栽培すると植物はよく育つ。果樹園だけでなく城の庭園の花も育てている)
仕事にやりがいを感じているルーリエだったが、ある日、なんやかや理由をつけられ城での仕事をリストラされる。
突然「エルフは森へお帰り」と言われても途方にくれてしまう。
申し訳程度の退職金もはたして森で役にたつのかと不安になるルーリエ。
森がどこにあるかさえ知らないと城の者に訴えかけると「それもそうだ」と馬車で遠くの森まで運ばれて、森の入口にポイと捨てられてしまった。
今の状況についていけないルーリエだが、こうなってしまった以上今日からこの場所で生活してなければいけない。
泣きたくなるのをこらえ、森の中に進んでいくと、人間の若者がいた。
城の外の世界をあまり知らないルーリエは青年に対して警戒心を持っていない。
彼が善良そうにみえたので、ルーリエは自分の身の上を話す。
青年アルは、ルーリエを心配し、仲間のエルフを探すと言ってくれたが、ルーリエは自分と母親以外のエルフを見たこともない。
直接会ったことはないが、森で暮らすエルフの中には、ルーリエのように森を知らないエルフを森を捨てた裏切り者とみなす者たちが一定数いる……と母から聞いたことがある。
ルーリエが事情を説明するとアルはこれも乗りかかった船だと覚悟を決め、色々あぶなっかしいルーリエを守ることにした。
こうして二人の共同生活が始まる。
慣れない生活を頑張るルーリエと彼女を支えるアル。二人に恋が芽生えたとき、森の入口に男がくる。ルーリエをむかえにきた城の者だ。
ルーリエがいなくなったことにより城は不都合がおき、彼女を再雇用したいと言ってきたのだ。
ルーリエは城での便利な生活よりアルとの森での暮らしが気に入ったので、城には戻らないと返答。
簡単に引き下がらないと思われた城の使いだったが、アルが王位継承権は捨てた隣国の王子だとわかると、ルーリエをあきらめざるを得なかった。結ばれるルーリエとアル。
- あらすじ
- 「一度も森で暮らしたことのない宮仕えエルフの私が『森へお帰り』されちゃいました。はたからみたらスローライフでも慣れないことの連続でイケメンがそばで見守る程度では不安はふくらむ一方です」
お城での便利な生活に慣れきっていたエルフの乙女、初めての森での生活を奮闘中!
森では得意のジャム作りも思うようにいかない。砂糖は? おなべは? 火は? ガラスビンは? そもそもこの森のフルーツって食べても平気なの?
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