一度も森で暮らしたことのない宮仕えエルフの私が「森へお帰り」されちゃいました【プロット】
【1~3話までのプロット】
1話
ルーリエは一度も森で暮らしたことのない宮仕えエルフ。かつてルーリエの母がお城で働いていたため、ルーリエは城の使用人居住スペースですくすく育っていった。
見た目や精神年齢は若い乙女といったルーリエは、城で働く仲間とともに、日々自分の仕事をがんばっている。
(ルーリエの仕事……くだものを育ててジャムをつくるのがメイン。エルフの種族がこの世界から受けている加護により、ルーリエが栽培すると植物はよく育つ。くだもの畑だけでなく王宮の庭園の花も育てている)
仕事にやりがいを感じているルーリエだったが、ある日突然、なんやかや理由をつけられ城での仕事をリストラされる。
「エルフは森へお帰り」
そんなこと言われて職を解雇されも、ルーリエは途方にくれてしまう。
2話
いきなり「エルフは森へお帰り」と言われて、途方にくれてしまうルーリエ。
申し訳程度の退職金も、はたして森で役にたつのだろうかと不安になるルーリエ。
森がどこにあるかさえ知らないと城の者に訴えかけると、
「それもそうだな、それならばしかたがない。特別の配慮だぞ」
と馬車で遠くの森まで運ばれて、森の入り口にポイッと捨てられてしまった。
(一度森の中で迷ってしまうと、大抵の人間はでてこれなくなってしまう深い森だったので、つれていかれたのは入り口までだった)
いったい自分が何をしたというのだろうか。なぜ、こんな仕打ちをうけなければならないのか、いままで懸命に働いてきた自分がかわいそうになってくるルーリエ。
職場の人間を無条件に信用しすぎてはいけないと言い残した、職業婦人エルフの母の言葉を思い出すルーリエ。
3話
突然の解雇。
今の状況にまったくついていけないルーリエだが、こうなってしまった以上は今日からこの場所――森――で生活していかなければいけない。
泣き出したくなるのを必死でこらえ、森の中に進んでいくルーリエ。
森には、人間の若者といった風貌の青年がいた。
城の外の世界をあまり知らないルーリエは、青年に対してあまり警戒心を持っていない。
(お母様が言っていたのは、『職場の人間を無条件に信用しすぎてはいけない』だから、職場の人間じゃない人間は信用してもいいってことよね? さすがに会ったばかりの人を無条件には信用できないけど……)
青年がいい人そうにみえたので、ルーリエは自分の身の上を話すことにした。
1話
ルーリエは一度も森で暮らしたことのない宮仕えエルフ。かつてルーリエの母がお城で働いていたため、ルーリエは城の使用人居住スペースですくすく育っていった。
見た目や精神年齢は若い乙女といったルーリエは、城で働く仲間とともに、日々自分の仕事をがんばっている。
(ルーリエの仕事……くだものを育ててジャムをつくるのがメイン。エルフの種族がこの世界から受けている加護により、ルーリエが栽培すると植物はよく育つ。くだもの畑だけでなく王宮の庭園の花も育てている)
仕事にやりがいを感じているルーリエだったが、ある日突然、なんやかや理由をつけられ城での仕事をリストラされる。
「エルフは森へお帰り」
そんなこと言われて職を解雇されも、ルーリエは途方にくれてしまう。
2話
いきなり「エルフは森へお帰り」と言われて、途方にくれてしまうルーリエ。
申し訳程度の退職金も、はたして森で役にたつのだろうかと不安になるルーリエ。
森がどこにあるかさえ知らないと城の者に訴えかけると、
「それもそうだな、それならばしかたがない。特別の配慮だぞ」
と馬車で遠くの森まで運ばれて、森の入り口にポイッと捨てられてしまった。
(一度森の中で迷ってしまうと、大抵の人間はでてこれなくなってしまう深い森だったので、つれていかれたのは入り口までだった)
いったい自分が何をしたというのだろうか。なぜ、こんな仕打ちをうけなければならないのか、いままで懸命に働いてきた自分がかわいそうになってくるルーリエ。
職場の人間を無条件に信用しすぎてはいけないと言い残した、職業婦人エルフの母の言葉を思い出すルーリエ。
3話
突然の解雇。
今の状況にまったくついていけないルーリエだが、こうなってしまった以上は今日からこの場所――森――で生活していかなければいけない。
泣き出したくなるのを必死でこらえ、森の中に進んでいくルーリエ。
森には、人間の若者といった風貌の青年がいた。
城の外の世界をあまり知らないルーリエは、青年に対してあまり警戒心を持っていない。
(お母様が言っていたのは、『職場の人間を無条件に信用しすぎてはいけない』だから、職場の人間じゃない人間は信用してもいいってことよね? さすがに会ったばかりの人を無条件には信用できないけど……)
青年がいい人そうにみえたので、ルーリエは自分の身の上を話すことにした。