天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
「え・・変態先生、教頭先生。
“例の件”って何の事?」
「・・・・君達にはまだ内緒です。」
「ちょ・・勿体ぶるなよ!」
「いずれお話します。」
「あ、じゃあ変態監督さん。
[投手の駒不足]以外に、さっき言ってた[残り2つの弱点]って・・?」
「・・・・君達にはまだ言えません。」
「え~!めっちゃ気になるじゃないっスか!」
「・・・多分いずれ話します。
今日、君達に伝えたかった話は以上です。
他に質問が無ければご帰宅ください。」
私のせいでモヤモヤさせてしまって面目ない・・。
“例の件”がハッキリ言えない以上、
みんなには目で謝りながら、
一緒に化学室を出・・
「・・・・・・・・筒井さん。
君だけはまだ残ってください。」
「え・・・・。」
「ちょ・・・なんでミク?」
「大した事ではありません。マネージャーの意見を聞きたい事があるだけです。」
「では阿部先生。私も残・・・。」
「いえ、教頭。あなたも席を外して頂けると助かります。」
「・・へ、変な事しないでくださいよ?」
「ご安心ください。女子生徒と2人きりになって変な事をするほど、
僕は生徒達の身体に興味を持っていません。」
ある意味納得したので・・筒井さんを残して龍君たちと先に化学室を出た。