天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



野球部マネージャー 筒井ミク
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まさかまさかの・・
初めての変態との2人きり・・。

大丈夫だとは思うけど・・
ちょっとだけ肩に力が入る・・。



「さて・・・今から僕が話す事は、
他言無用でお願いします。」


2人きりだと余計に破壊力を増すニチャァ笑みに悲鳴をあげたくなったけど、

グッと堪える・・。


「な、なんですか・・・?」


「先ほど、部員の彼らの前ではまだ言えませんでしたが[投手の駒が足りない]、

それともう1つ、
僕が考えるこのチームの弱点。

・・これが解消される可能性があります。」


「・・・・・?」


「4月にやって来る【新入部員】です。」


「え・・・新1年生・・・?」


「僕は昨年の段階から教頭に、
“とある依頼”をしていました。」


「・・・・・・・・・。」


「恐らく、このままでは春の新入部員は“0”です。」


「!?」


「冷静に考えてみなさい。

前 顧問の体罰問題で、
全国に醜態を晒された青愛学園。

そんな学校の野球部に入りたいと志す中学3年生及び保護者がいると思いますか?」


「・・・・・・。」


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