天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
<青愛学園・・Dブロック11番!!>
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
隣の席に座った龍ちゃんと目が合った後、
壇上の中村くんとも目が合った。
「・・・ミク・・・。」
「うん・・・!」
ウチら3人が見つめる先・・
青愛学園が入ったDブロック。
そこに入っていた“シード校”は・・
私学4強 名門【享令高校】・・!!
「中村に感謝だな・・・。
俺達の望み叶って・・
享令にリベンジできるぞ・・!!」
順当にいけば、
享令高校と当たるのは4回戦。
ブロック勝ち抜けを賭けた・・
ベスト16で激突する・・!!
「予想通り1回戦からの戦い・・
初戦は今月末だね・・!」
「よ~し・・1~3回戦を必ず勝ち上がって、4回戦で享令にリベンジ果たす!」
「・・・・ねぇ龍ちゃん。」
「どうした?」
「その前に・・順当にいったら・・
まずは3回戦で先輩達の雪辱を果たさなきゃだね・・。」
「あ?・・・・あ!!」
「中村くんのクジ運にはホントに感謝だね・・!」
「あぁ・・・そうだな!!」