天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
「中村くん!」
「・・あ・・筒井さん・・。」
「聞いて!さっき教頭先・・・。」
「あ・・聞いたよ・・部活のこと・・。」
・・・・?なんだろう?中村くんのテンションが凄く低い気がする・・。
「教頭先生から?」
「・・う、うんまぁ・・。」
「やっと新チームで改めて活動できるね!」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・?どうしたの・・?」
「あのさ・・その事で・・業後にちょっと話したい事があるんだ・・。
龍と3人で・・。」
「え・・・うん分かった。」
「部室の前で待ってるから・・。」
どうしたんだろう・・?
なんだか・・“喜び”というより、
“悲壮感”みたいなものが中村くんから漂っている気がした。