天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



教頭 杉下先生
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「オヒョヒョヒョ。
やはりゴルフというのはですな、

いかにバンカーに入ってしまった時に早く抜け出すかが重要になってきてですな。」


「あ~はい~。PTA会長のアプローチショットはいつ見ても芸術的ですからなぁ~。」


「あ!では皆様・・宴もたけなわという事で、そろそろ・・・。」



「オヒョヒョヒョ。

最近、孫娘がようやく儂の顔を見て、
“じぃじ”と喋れるようになりましてな。」


「あ~はい~。確かもうすぐ2歳のお誕生日ですからなぁ~。」


「あ!では話も尽きませんが・・宴もたけなわという事で、そろそろ・・・。」



「オヒョヒョヒョ。この歳になって、

まさかアクロバティックな動きに挑戦するとは思いませんでしたな。」


「あ~はい~。セパタクローでしたかな?

いやぁまさかタイの国技にPTA会長がご挑戦なされるとは驚きですなぁ~。」


「あ・・あの・・理事長そろそろ・・。」



「いいじゃないですか杉下先生~。せっかく皆様こうやってお越し頂いたので~。」


「・・・・・・・・・・・・・。」



・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・この・・・・・・・・

・・・・このハゲーーーーっ!!!!

ちーがーうーだーろーーーー!!!
























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