天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
“カツッ カツッ カツッ”
「・・スッ・・だったら・・スッ・・
痛み止めの注射・・打ってくれよ・・。」
「まだ18歳の君にそんな危険な治療を施すわけにはいきません。」
“カツッ カツッ カツッ”
「・・スッ・・・スッ・・筒井!!俺の右膝テーピングでぐるぐる巻きにしてくれ!!」
「でも・・!」
「もうそれしかねぇだろ!!!?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「「「「「・・・・・・・。」」」」」
“カツッ カツッ カツッ”
「・・・?」
「・・・・・え・・・?」
「・・・・・・・・・?」
「「「「「・・・?」」」」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・憲伸くんの怒鳴り声・・・・・
・・その後、静寂に包まれたベンチ・・
・・・・・そこに・・・・・・・
・・・・・阿部先生の・・・・
・・・私の・・・みんなの鼓膜に・・
ベンチ裏から聞こえてくる・・
・・【スパイクの足音】が・・
・・・・確かに聞こえた・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・立浪・・・・・!?」
「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」