天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~


「チェストーーー!!!」
「アハッ!やったね!!!」



“痛いでごわす!”とすぐさま痙攣が再発した福留くんともハイタッチして、

みんなでベンチに帰ってきた立浪くんともハイタッチ!!


「上原・・ここからが勝負だ・・!」


立浪くんのキリッとした視線に、
みんなもすぐに表情を切り替える・・!


向こうも同じ様で・・

マウンド上の相手エースも、
しばらくライトスタンドを見つめた後、

すぐに何事も無かったかのように、
表情を切り替える。


好敵手 上原君を前に、これで[1―1]

7回表でついに同点に追いついて、
ゲームは振り出しに戻る・・!





「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」


てっきりニチャァ笑みを見せていると思った変態は・・・・・・??


何か・・無表情でマウンドの方向を見て、
何かを・・観察?している様子だった。

















< 310 / 399 >

この作品をシェア

pagetop