天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
教頭 杉下先生
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「はい。はい。・・・・はい。
大変申し訳ございませんでした~。」
大会役員様にこってりド叱られて・・
「はい。我々は素人ですから。
練習内容などはほとんど生徒達の自主性に任せてきました。
はい。全ては選手達の努力の賜物です。」
マッドサイエンティストが取材拒否して、
私に押しつけてきたので・・
代わりにたくさんのフラッシュを浴びて・・
「「「「叙々苑だぁぁあ!!」」」」
休養・静養日を2日取った後、
監督不在の祝勝会場へ、
部員の皆を連れて行き・・
また・・・甲子園の開幕に向けて、
我が野球部員達の練習が始まった。
“コンコン”
“ガチャリ”
「お待たせしました。」
号泣の決勝戦を終えて、
怒濤のような数日が過ぎ・・・
マッドサイエンティストが私を理事長室へ呼び出したのは、
兵庫・甲子園への出発を目前に控えた夜だった。