天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



教頭 杉下先生
*******************************************



「はい。はい。・・・・はい。
大変申し訳ございませんでした~。」


大会役員様にこってりド叱られて・・





「はい。我々は素人ですから。

練習内容などはほとんど生徒達の自主性に任せてきました。

はい。全ては選手達の努力の賜物です。」


マッドサイエンティストが取材拒否して、
私に押しつけてきたので・・

代わりにたくさんのフラッシュを浴びて・・






「「「「叙々苑だぁぁあ!!」」」」


休養・静養日を2日取った後、

監督不在の祝勝会場へ、
部員の皆を連れて行き・・


また・・・甲子園の開幕に向けて、
我が野球部員達の練習が始まった。







“コンコン”
“ガチャリ”


「お待たせしました。」


号泣の決勝戦を終えて、
怒濤のような数日が過ぎ・・・


マッドサイエンティストが私を理事長室へ呼び出したのは、

兵庫・甲子園への出発を目前に控えた夜だった。



< 363 / 399 >

この作品をシェア

pagetop