天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
――――――
「だぁぁあああ!走れ走れ~~!!」
「「「「!!!」」」」
バスを飛び出して・・
みんなで全力疾走して・・
新幹線口までダッシュして、教頭先生に全員分の入場券を買ってもらって・・!
時刻・・・12時59分・・!!
「教頭先生!やっぱり足速いんですね!」
「3日後ぐらいに筋肉痛がきそうです!」
なだれ込むように全員でやって来たホーム!
「「「「「あっ!!?」」」」」
!!?
一番乗りした大西くんが・・
その姿を探したけど見つからず・・
最後尾のウチらマネージャーが、
階段を上りきった瞬間・・・
《~~~~~!》
ホームに停車していた新幹線が・・・
出発してしまった・・・・・。
「!!!」
瞬間、追いつけるはずないのに・・
大西くんが車両と並走する・・・・。
「馬鹿!!!馬鹿馬鹿馬鹿!!!!!」
「「「「・・・・・・・。」」」」
「・・スッ・・最後に・・・“馬鹿”ぐらい直接言わせろよ変態―――!!!」