天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
教頭 杉下先生
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・・・まったく・・・・。
“順調”かと思ったらまた悪寒が走る・・。
野球部が再始動して間もなく1ヶ月。
あのマッドサイエンティストに理事長室へ呼び出されたのは、
22時を回ろうとしていた夜だった。
“ガチャリ”
「失礼します。」
どうやら私の到着の方が遅かったようで、
既にソファにはフサフサ髪のご機嫌な理事長と、その対面に座る阿部先生・・。
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「一体何ですかこんな遅い時間に?」
「まぁまぁ杉下先生っ。阿部君も野球部の顧問でお疲れでしょうし。」
私も理事長の隣に座って・・
ニヤリ顔を見つめる。