天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
第4話
第4話
未来への涙、溢れる時
野球部マネージャー 筒井ミク
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「・・気をつけ!・・礼!!」
「「「「「「アリャヤ
ゴジャーシタ!!!」」」」」」
練習終了~!
今日も泥だらけになったみんなに“オツカレ~”と声を掛けながら、
用具の片付けに取り掛かる。
ここが私立の学校の強みというか・・
ナイター設備が整った野球部専用グラウンドのお陰で、
すっかり日の入りが早くなっても、夜遅くまで汗を流すことが出来ています。
「お疲れ様でした。」
「お疲れ~。」
「ういーっす。」
「ばいばーい。」
「また明日~。」
パパッと片付けして、
ちゃちゃっと着替えて、
みんなと校門のところでバイバイして、
龍ちゃんと2人で最寄り駅まで歩き始・・
「あぁ・・・・あぁぁあああ!」
歩き始めて5歩ほど・・
隣のバカが急に雄叫びを上げ始める・・。