天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
「・・・・マネージャー3人。
僕の隣に来なさい。」
!!!!?
・・・・ウチら!!!?
全く予想していなかった変態からの指名に、
隣に座っていたアリサと後輩マネちゃんと一緒にゾッとする・・。
「ミク。」
「う、うん・・。」
龍ちゃん達にも促され、
恐る恐る・・阿部先生の隣に・・。
「さて・・・彼女達3人を除く、
今この場にいる14人の君達へ問う。
・・・【29ヶ国中28位】・・・
これが何のランキングか分かるか?」
「「「「「「・・・??」」」」」」
「イギリス誌が発表した、
先進国29ヶ国の【女性の働きやすさ】を指標化した日本のランキングだ。」
「「「「「「・・・・・。」」」」」」
「・・・この1ヶ月・・・
・・・僕は呆れに呆れた・・。
・・・・彼女達は君達の【召使い】じゃないんだぞ!!?」
「「「「「「「!?」」」」」」」
「「「!!?」」」
化学室に轟く・・阿部先生の怒号・・。
変態が初めて語尾に“!”を付けた・・。
「ちょ・・ちょっと待てよ変態先生。俺達・・マネの子らになんか悪い事したのか?」
「そうだよ変態!
私達も別に何も思ってないし・・?」
龍ちゃんとアリサが同時に疑問符を出す。
私も・・頭の中は“?”でいっぱいだった。