天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~



野球部マネージャー 筒井ミク
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「お疲れ様でした。」
「お疲れ~。」
「ういーっす。」
「ばいばーい。」
「また明日~。」


“90分しかない”練習時間。

ちょっとずつだけど・・
“90分も使える”練習時間に・・

ウチらの意識が、ちょっとずつ変わっていくのを実感していました。


あと・・これは全然余談で、
補足でいいのですが・・


“朝練”が無くなった分、[睡眠時間]がしっかり確保できるようになって・・


“家に帰る時間”が早くなった分、

ちょっと落ち気味だった[勉強時間]がしっかり確保できるようになって・・


ほぼ寝不足状態だった平日の生活リズムが改善されて、

次回は期末考査の点数上げられて、お父さんとお母さんに怒られないかも・・!




「・・・・・ミク。」


「うん?」


校門でみんなとバイバイして、
龍ちゃんと2人で歩く帰り道。


今日はいつも以上に真剣な顔・・?


「なに・・?」


「・・・・・・・・・・・・。」


「・・また“ヤらせろ”とか言わないでよ~?」


「あ・・・ありがとな。」


「・・・え・・・・・・。」

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