天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
野球部マネージャー 筒井ミク
*******************************************
「お疲れ様でした。」
「お疲れ~。」
「ういーっす。」
「ばいばーい。」
「また明日~。」
“90分しかない”練習時間。
ちょっとずつだけど・・
“90分も使える”練習時間に・・
ウチらの意識が、ちょっとずつ変わっていくのを実感していました。
あと・・これは全然余談で、
補足でいいのですが・・
“朝練”が無くなった分、[睡眠時間]がしっかり確保できるようになって・・
“家に帰る時間”が早くなった分、
ちょっと落ち気味だった[勉強時間]がしっかり確保できるようになって・・
ほぼ寝不足状態だった平日の生活リズムが改善されて、
次回は期末考査の点数上げられて、お父さんとお母さんに怒られないかも・・!
「・・・・・ミク。」
「うん?」
校門でみんなとバイバイして、
龍ちゃんと2人で歩く帰り道。
今日はいつも以上に真剣な顔・・?
「なに・・?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・また“ヤらせろ”とか言わないでよ~?」
「あ・・・ありがとな。」
「・・・え・・・・・・。」