天才か、狂人か。     ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~


「・・・でも、もうちょっと水分摂らせてくれよなぁ!

毎回、喉カラッカラになって、
練習中フラフラだぜ?」


「“将来の糖尿病のリスク”
なんて全く考えてなかったもんね!」


「俺ら1人1人専用の水筒まで用意しやがって・・お陰でズルできねぇじゃねぇかよ。」


「あれ、カメラと一緒でまた教頭先生のへそくりで買ったらしいよっ。」


「まぁでも・・・まだリスタートは切ったばかりだけど・・

でも今度こそ・・客観的に見ても“俺達は強い”って思ってもらえるように頑張るよ。」


「・・・アハッ!龍ちゃんの口から“客観的”なんて言葉が出るなんてねぇ~。」


「じゃあ・・ちゃんと“日頃の感謝”を伝えたところで・・・。」


「・・・・?」


「ラブホ寄・・・・・
・・・・・・・・!!?」


「死ね!!」


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」


「・・・?・・ちょっと!
いつもみたいに痛がってよっ!!」


「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・。」



なんだろう??龍ちゃんが・・
どこかを見つめて止まった・・?


「え、何見て・・・。」


「・・・ミクは見るな。いいから。特急逃すとめんどいから急ぐぞ。」


「そんな事言われると・・
・・余計に気になるじゃん!」


「あ・・バカっ・・・。」

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