天才か、狂人か。 ~変 態 化学教師、野球部の監督にさせられる~
私の視界を覆うように龍ちゃんが全身でブロックしてきたけど、
ヒョイッとすり抜けて、
龍ちゃんが見てた・・・・・?
・・・・・!!!?
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・ほら。行くぞミク。」
「・・・・・!!!」
「あ!バカ!構うなって!」
そのままスルーするわけにはいかなかった。
龍ちゃんの言う事を聞いて、真っ直ぐ駅へ向かうわけにはいかなかった。
龍ちゃんが見つめていた先・・・
学校~駅の帰り道、
途中にある【ゲームセンター】
一瞬だったけど、ガラス張りの窓から見えた・・ウチの学校の制服・・。
格闘ゲーム?リズムゲーム?
のコーナーに座っていた、
すっかり髪の毛が生えて・・
【茶髪】に染めていたその姿・・!!
自動ドアをくぐって、たくさんのゲーム音が一気に聞こえてきて鼓膜が震える。
でも・・そんな雑音なんか無視して、
一目散にそこへ・・・!