35cmの音
「嫌です。」

だけど、咲那が信じてくれる。

「何だって?」

俺よりも、

“すごいね!”

俺以上に信じてくれている。

「俺は、やりません。」

まだまだやりたいことが沢山ある

「今更何を言ってるんだ?」

だから、その夢の先を

「夢ができたんです。だから、」

見てみたいと思ったんだ。

「夢?何をほざいてる。お前、自分が
何を言ってるのか分かってるのか?」

君となら見られる気がしたんだ。

「あの時の約束は、守れません。」

君はよく笑う子で、




だけどきっと


俺の夢は笑わない。
< 126 / 938 >

この作品をシェア

pagetop