35cmの音
ドアを開け外に出る玲音を追いかける

「待ってよ玲音!どうしたの?」

「いや、別に。なんか面白くねーなって」

ええぇ?!
まだ始まって10秒も経ってないのに!

「もう少し見てこーよ!」

勿体ないし、まだ何も作戦成功してない

「いや、パス。」

玲音が拒否するなんて珍しい

「あーもしかして暗いのやなの?笑」

遊園地でもお化け屋敷も怖がってたし。

「そんなんじゃねーから」

大丈夫!私隣にいるし、あわよくば...笑

「ほーん。じゃあ早く戻ろうよ」

私は玲音の手を引っ張った
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