35cmの音
「ねぇ、なにこれ?笑」

本は床一面に散らばって

クローゼットは全開



「玲音!!!!!!」



机には広げたノートと

倒れたペン立てに大量のお菓子

「情報量多いんだけど?笑」

お金を撒き散らしたベットで

玲音のパーカーを着て泣いてる私。

「なんでここにいるの?!うぇえぇえん」

私は玲音に抱きついた

「ごめん、ただいま。」

ただいまって?帰ってきたの?

私の涙を拭う玲音

「おかえりばか!」

「んー泣くか喜ぶかどっちかにして。笑」

玲音はいつもみたいに笑っていた

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