35cmの音
きみが私の腕を掴む

「いや、お前ら3人のことだよ。笑」

その言葉に静まり返る3人

「は?テメーなんなの?」

ボス子がそう言って立ち上がる

「俺?この子の彼氏」

かれし?!?!

な、なんですとー?!

わなわなする私は完全にスルーされ
修羅場のようなやり取りが進む。

「光利のツレが調子のんなや!」

胸ぐらを掴んでいるボス子

うっそ、どうしよう!

「わー怖い。笑」

「あんまうちらのことナメてたら...」

ボス子の肩を叩いて

「この子に何かしたら殺すから。」

とびきりの笑顔でそう言った。

「は?」

「女だろーと容赦しねーから。笑」

目が全然笑ってませんが

「いや、はぁ?冗談だっつーの!笑」

あまりの迫力に怯むボス子たち

「次、何かしたら許さねーよ?行こ」

お札を私のポケットへ入れ
腕を引っ張りお店の外へ出た。
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