35cmの音
小学校に入ったばかりの頃

「舞音!玲音!おはよー!!!」

幼馴染みの彩美ちゃんが

僕たちの部屋に入ってきた

「アミうるさい!」

玲音がゲームをしながら言った

「ねーねー!あーそーぼー」

アミちゃんが玲音の肩を揺さぶる

「やだ。」

ゲーム画面から目も離さないほど
玲音は夢中でゲームをしている。

「アミちゃん、僕と遊ぼう!」

僕がそう言うと

「ちぇー仕方ないかー。まっいっか」

少し残念そう。

僕は大好きなアミちゃんと遊べて

嬉しいのにな
< 336 / 938 >

この作品をシェア

pagetop