35cmの音
舞音くんがスピーカーの
向こう側で誰かと話してる。

「なぁ!誰?」
「あー友達」
「ふーん。女?」
「どうでしょう?笑」
「彼女いない歴年齢のくせに」
「はぁ?こっちの台詞ですが!」
「...うるせーよ。で、誰?」


あれ、この声...


「あー舞音くん(名前が)って、
すっごくかっこいいんだねぇえええー!」




私は大声で叫んでみた。

「.....は?スマホ貸せ!」
「あ、ちょっ!」
「はぁあああ?!?!舞音テメェ」
「いや、待て!!誤解だってっ!」
「どーゆーことか説明しろぉおおお」
「ぎゃああああ...!」


そのまま電話は切られた。笑
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