35cmの音
「悲鳴あげていい?」

いっそのことベットに押し倒して

「望みならば」

襲ってやろうかな。

「はは、こえー」

私の手を握った

「こんな優しい子いないから。笑」


私もギュッと握り返した

「重々承知しておりますわ」


久しぶりに触れたな

「よろしい」

玲音の温かい手は変わらないままだった
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