35cmの音
何を話そうかなんて
何も考えずにただここに来たから
すごくドキドキする。

「ココデス。」

ドアを開けてもらう

「あっ、ありがとうございます。」

私が中へ入るとドアを閉めて
ささっと出ていった。

えぇ?!どうすれば?!

オドオドしていると



「どちら様?」



とても穏やかなゆっくりとした声で
誰かが私に尋ねた。

そちら側を向くと、

玲音と同じ髪色をした女性が
大きなベットに座っていた。
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