35cmの音
「あ、ちなみに昨日は... むふふ」

そう言って走り出す

「えぇ?!待って舞音くん!」

そうだ!その真相を聞かないと

「あー。可愛いかったなぁサナ」

「えー?!なになに?!」

って、舞音くんは

「べーだ!笑」

「教えてってばー!!!!」

絶対にそんなことしない。




「一生悩んで僕の事思い出して下さいな」





だって玲音の弟だもん

「鬼ーっ!!!!」

私も笑って追いかけた

「お、次は節分?じゃあ豆持ってまた遊びに行くね!」

「豆ぶつけてやるっ」

教えるまで投げつけてやる

「鬼さんこちらー!べぇー」

変顔で私を笑わせる

「もー!!マオのばかっ!待てー!」

きっと、

「サナ足おっそ!笑」

私たちは大丈夫。

「うるさいー!!!!」

次に会えば


“好きな人の弟”として


「あはは!」

また笑えるハズだ。
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