35cmの音
「マジかよ?!お前ダサっー!!笑」

お腹を抱えて笑ってやがる

「...イム酷くない?」

俺はコーヒーを一気飲みした。

「だって弟に手ぇ出されるって、ヒー!!」

「未遂な」

サトよりはまだマシ。

「サナちゃんってさ、スゲーよな」

確かに。あの奥手な舞音の心すら
開かせるって何なんだよ。

「当たり前だろ」

俺もその手に引っ掛かった一人

「いや理由ぐらい聞け!」

尊敬すらするわ。

「全部スゲーよアイツは。」
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