35cmの音
いつからか、


2人の背中は

私よりも小さくなっていた。

そんな事にも気付けない程、

私はまだまだ自分のことばかりで


子供のままだった。


「大人になりたい...前を向いて、早く、
私も....2人のような立派な大人になります。」


2人や大切な人たちを守っていけるような。


そんな大人に



マキさんと、店長の肩が震えていた。
< 789 / 938 >

この作品をシェア

pagetop