35cmの音
私は修司さんと、お店へ向かった

「マキさん...店長...」

2人は私達を見て悟ったのか、

「...咲那おいで」

笑って、泣いて、

そして優しく抱き締めてくれた。

「ずっと、ずっと....ありがとうございました。」

遠くから支えてくれて、側で守ってくれて

私はずっと、一人ぼっちなんかじゃなかった。

「これからも貴女の味方よ、サナ。」
「お前は世界一可愛い俺の娘だ!ガハハ!」

見守られていたんだ。

お母さんと3人の
愛情いっぱいの中、育ったんだから。
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