35cmの音
この香りは
私の一番好きな匂い
懐かしくて涙が溢れる。
店長とマキさんが顔を見合わせている
そして頷いて私に尋ねた
「サナ、分かるのね。そうよね」
これは、
「すまん、黙ってて...」
紛れもなく玲音の匂い。
「いえ、違うんです。ただ、」
「なに?」
だけど、今はまだ
知らないフリを、させてほしい。
「...夢を見ていただけですから。」
約束したから。
私の一番好きな匂い
懐かしくて涙が溢れる。
店長とマキさんが顔を見合わせている
そして頷いて私に尋ねた
「サナ、分かるのね。そうよね」
これは、
「すまん、黙ってて...」
紛れもなく玲音の匂い。
「いえ、違うんです。ただ、」
「なに?」
だけど、今はまだ
知らないフリを、させてほしい。
「...夢を見ていただけですから。」
約束したから。