35cmの音
「舞音、、、ありがとう」

サナを見てきた。

「僕はズルいよ。あわよくばって、
あわよくば僕を好きになればとか...」

玲音がいない間も

「...うん、」

ずっと側で見てきた。

「弱い時に優しくすれば、僕を、
好きになってくれるのかなとか...!」

「うん、」

だから分かる。

「サナにこっちを向いて欲しかった」

痛い程に、

「...舞音、」

何考えてるのかくらい、ずくに分かる。
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