あの日の恋は、なかったことにして
私は振り返って、正面から猪狩くんの胸に額をうずめた。
それから、顔をあげて猪狩くんと視線を合わせた。
「キスして」
猪狩くんが、私の肩に手を置いた。
私は目を閉じた。
柔らかな唇が、私の唇に重なった。
とっても優しく、小鳥のキスのように啄まれる。
しばらくのあいだ戯れのようなキスを繰り返したあと、顎をくいっと持ち上げられた。
口が開いた瞬間、上から覆い被さるように深く舌が潜り込んでくる。
「ん……ふ……」
息ができない。
猪狩くんの舌の動きに合わせて、私もぎこちなく唇を動かした。
全身から力が抜けて、崩れ落ちそうになる私の腰を、猪狩くんの力強い腕がぐっと引き寄せた。
猪狩くんの欲望が高まっているのが、バルローブ越しに伝わってくる。
「もう我慢できないんだけど」
「うん」
それから、顔をあげて猪狩くんと視線を合わせた。
「キスして」
猪狩くんが、私の肩に手を置いた。
私は目を閉じた。
柔らかな唇が、私の唇に重なった。
とっても優しく、小鳥のキスのように啄まれる。
しばらくのあいだ戯れのようなキスを繰り返したあと、顎をくいっと持ち上げられた。
口が開いた瞬間、上から覆い被さるように深く舌が潜り込んでくる。
「ん……ふ……」
息ができない。
猪狩くんの舌の動きに合わせて、私もぎこちなく唇を動かした。
全身から力が抜けて、崩れ落ちそうになる私の腰を、猪狩くんの力強い腕がぐっと引き寄せた。
猪狩くんの欲望が高まっているのが、バルローブ越しに伝わってくる。
「もう我慢できないんだけど」
「うん」