お願い、あと少しだけ
スイート・ナイト
「皿洗い、終わったよ。もう・・・いいよね?」

どきんっ!ついにこの瞬間がやってきた!

「えっと・・・どうしよう。シャワーは・・・?」

「明日の朝でいいよ。とりあえず、今は、奈緒子が欲しい」

「うん。・・・えっと。ベッドはこっち・・・」

弘樹が、奈緒子をぎゅっと抱きしめ、キスをした。あぁ、これから、弘樹とひとつになるんだ・・・ふわっとしてくる頭で奈緒子は思っていた。

弘樹が奈緒子の服を優しく脱がし始め、自分も裸になり、言った。

「奈緒子、きれいだ。その身体、僕以外のやつに見せちゃだめだからな」

「うん。弘樹もね」

「僕は奈緒子以外、目に入らないよ」

「私だって、弘樹に一途なんだから・・・」

弘樹はそういう奈緒子の唇をふさぎ、ベッドに押し倒した。

「忘れられない夜にしような」

「うん」

そして、2人はゆっくりと身体を重ねて行った。
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